【黒い砂漠】FSRで4Kのfpsがどのくらい上がるか比較
黒い砂漠は2021年9月1日のアップデートで、AMD FidelityFX Super Resolution(FSR)に対応しました。
FSRは「超解像度技術」のひとつで、低い解像度をベースに高解像度を「描き出す」ものです。GeForce RTXシリーズで利用できるDLSSのような機能となります。
概要については以下の記事をどうぞ。
ポストエフェクトとして実装できるため、GeForce(GTX/RTX) / Radeon問わず利用できる点がDLSSに対しての強みです。
本稿ではどのくらい軽量になるのか、気になる画質の劣化はどの程度なのかを見ていきたいと思います。
Contents
AMD FidelityFX Super Resolution(FSR)の設定方法
画面設定 > 品質 > アップスケール項目が用意され、「AMD FidelityFX Super Resolution 1.0」が選択できるようになります。
FSRのモードは4種類あります。
- Ultra Quality(ウルトラクオリティ)
- Quality(クオリティ)
- Balanced(バランス)
- Performance(パフォーマンス)
FSRはリマスター/ウルトラ専用
FSRはリマスターとウルトラを対象にした機能です。
FSRをオンにしたままVeryHigh以下の品質設定にしようとすると、「AMD FidelityFX Super Resolution機能使用中はリマスターモード以上の品質のみ使用可能です。」というメッセージが表示されます。
黒い砂漠の4KネイティブとFSR各モードの画質比較
4KでFSRを使った場合に、どのくらい見た目が変わるのかをチェックしてみました。
4K
まずは4Kネイティブです。
アップスケール(従来)
低い解像度をそのまま拡大するため、全体的にボケた感じが強くなります。
FSR Ultra Quality
FSRになると、低い解像度をベースに顔を「描く」ため、アップスケールとは全く違った画像になります。4Kネイティブよりも輪郭がはっきりした描画に見えるのではないでしょうか。
色味は多少ネイティブに比べると濃く出る印象です。また、肌の質感もよく見るとちょっと荒さがわかりますね。
ただ、インゲームで動かしているとそこまで目立たないのが素晴らしいところです。
FSR Quality
FSRの設定を下げるほど、ベース解像度が下がっていくため精細度は下がり、パフォーマンス寄りになっていきます。
FSR Balanced
FSR Performance
4Kリマスターでのパフォーマンステスト
FSRの設定によってパフォーマンスがどれくらい違うかを調べてみました。
テストPCスペック
テストに用いるPCは、SMT(IntelのHTTに相当)をオフにしたRyzen 9 5900Xと、RTX 3070 Tiの組み合わせです。
OS | Windows 10 Home 64bit |
CPU | AMD Ryzen 9 5900X (SMT オフ) |
クーラー | Scythe 虎徹 Mark II |
メモリ | CORSAIR VENGEANCE LPX CMK32GX4M2B3200C16 DDR4-3200MHz 32GB(16x2) |
GPU | Palit GeForce RTX 3070 Ti GameRock OC(レビュー記事) |
SSD | Samsung 970 EVO Plus 500GB (OS) Samsung 960 EVO 512GB (Game/APP) |
M/B | ASUS ROG Strix X570-F Gaming |
ケース | Fractal Design Define R5 |
GPU Driver | 466.77 |
リマスターモードの平均フレームレート
いつも行っているセレンディア神殿を一周しての戦闘テストです。毎回決まった動きをしており、可能な限り再現性を高くしています。
4K(3840x2160)
4K Native |
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アップスケール(既存) |
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FSR Ultra Quality |
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FSR Quality |
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FSR Balanced |
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FSR Performance |
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GPUがいっぱいいっぱいになる4Kでは、設定どおりのパフォーマンスが出ている感じです。
FHD(1920x1080)
FHD |
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アップスケール(既存) |
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FSR Ultra Quality |
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FSR Quality |
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FSR Balanced |
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FSR Performance |
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一方、FHDでは一定の設定より下げてもパフォーマンスは頭打ちに。それでも30~50fpsくらい上がるので有用ですね。
高解像度モニタを使いやすくなったのが一番の利点
FSRによって、ミドルスペックからハイスペックのグラフィックボードまで、4Kモニタを活用することが現実的になりそうです。
WQHD以下の解像度に置いて「リマスター常用はちょっときつい」という場合にも、手軽に負荷を下げる手段として使えるでしょう。
例えばリマスターからVERY HIGHに変える時には、一旦再読み込みがかかるわけですが、FSRの場合は即時反映されるのも使い勝手が良くて良いです。
GPU:RTX 3070 Ti
メモリ:16GB
ストレージ:1TB(Gen4 NVMe) NVMe SSD
今回のテストマシンに近いスペックのPCですが、これでまさにリマスター+4Kモニタで遊べるようになります。
黒い砂漠では4Kモニタよりは21:9などのワイド系モニタの方が使い勝手がいいので、FSRが実装されたら3440x1440あたりのモニタがアップグレード候補として最適だと思いました。
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