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【黒い砂漠】連載「ヴァルキリー(VK)基礎ガイド」Part3. スキル操作の知識

      2020/06/16

覚醒VKの基本動作

前回の記事ではVKの主力スキルの概略を紹介しました。そして連載記事Part3となる今回は、キャラクターの操作にスポットをあてていきます。

ここで解説する内容はVKの基本動作から始まり、操作ミスや意図しない挙動が起こりやすいスキルについても言及しています。

ややクセが強いこのクラスを動かす際にストレスを感じるであろう問題を取り除き、VKの操作に親しむことがこの記事の狙いです。


連載「ヴァルキリー(VK)基礎ガイド」

Part.1 クラスの特徴と育成
Part.2 スキル効果の知識とビルド
> Part.3 スキル操作の知識
Part.4 スキルキャンセルと連携
Part.5 狩りのガイド
Part.6 PvPコンボ構築
Part.7 PvPガイド


独特のスタイルを持つ覚醒VK

LV56で覚醒し長大なランスと盾を操れるようになったVKは、これまでの身軽な剣術動作から重量感のある戦闘モーションへと様変わりします。

ランスを装備したVKの操作性に最初は違和感を覚える人も少なくないようです。

 

おそらく始めにキャラクター操作がギクシャクしているように感じるのは、↑以外の方向キー+Shift操作によって武器を持ち替えてしまったり、スキルの使用によって意図せずガード態勢に移行することに起因するものと思われます。

筆者自身も、まるでマニュアル車のようにダイレクトな操作感覚のWRからVKに移行した時は、ぬぐいきれない戸惑いを感じた経験がありました。

 

またランスという武器種の特性からか、これまで以上に直線的なモーションが多くなります。

覚醒後間もない内は、敵の群れに突撃するまでは良くても左右に散らばったmobの処理に手間取ってしまうこともあるでしょう。

将棋の駒で例えればあたかも、小回りの効かない飛車や香車を動かしているような気分になるかもしれません。

 

こうした違和感はVKの操作に習熟するほど薄れていくものですが、その前に嫌気が差して諦めてしまう人が居ることを、以前から非常に勿体無いと思っていました。

スキル操作について解説していくこの項目を通じて、覚醒VKの動作に秘められた合理性を感じ取るためのヒントを提示できればと思います。

スキル操作に伴うカメラ操作とすり抜け効果

VKで飛び抜けて使用頻度が多いスキルは何かと言えば、覚醒スキルの追撃メイン武器スキルのシールドチェイスがまず挙げられるでしょう。

どちらも移動用途のスキルであり、敵への接近と攻撃のポジションを取る手段として駆使されます。

追撃シールドチェイスは、カメラ操作で縦の動きにも横の動きにもなるということを体得することが、覚醒VKの学ぶべき第一歩です。

カメラ操作と方向キー操作を意識せずとも連動させることができれば、精密で小回りの効く動作が可能となるでしょう。

少々極端な例ですが、たとえば上記動画の4秒あたりで発動している横移動のシールドチェイスをご覧ください。

  1. 左に90°カメラを向ける
  2. 右方向にシールドチェイスを発動する
  3. 直線の動きのまますり抜け、最短距離で敵の裏へと回り込むポジショニングの動作となる

横移動のシールドチェイスはキャラクター衝突が発生しない(すり抜ける)という性質があります。

カメラを90度横に向けて横移動のシールドチェイスを発動しているので、元々の進行方向に並行する動き、つまり縦の突進として利用できます。

 

このようなキャラクターすり抜け効果は左右後方に移動するシールドチェイスの他、後ろに下がる追撃メイン武器状態の左右移動キー+右クリック、覚醒武器状態の左右移動キー+左クリックor右クリックでも同様に発生します。

そしてシールドチェイスの挙動は基本的に左右の直線的な動作ですが、↑ or ↓の追加入力で斜め方向へ進行することもできます。

 

追撃も同様に← or →の追加入力で斜め方向へ進行することが可能であり、さらにカメラ操作で滑らかに進行中の角度を修正できます。

突進系のスキルとしては非常に距離が短い部類ですが、WRボイドシールドに匹敵するほど位置調整に優れているのです。

 

上記に加えて重要なのは、全ての覚醒武器動作と様々なメイン武器スキルから発動可能な勅裁です。

 

VKの機動性は追撃シールドチェイス勅裁、この3つのスキルを中心に成り立っているものです。

オートガードとキャンセルガード

Qを押してもいないのに特定のスキル使用後ガード態勢になることは、覚醒VKを動かし始めた人がフラストレーションを感じる要因のひとつです。

原因がVKの移動用スキルであるため、なおさら違和感が大きいものかもしれません。

しかし追撃シールドチェイスVKにとって欠かすことのできない存在です。

ガード状態を維持して防御を固めるか、ガードをキャンセルし動作を継続するかの判断を、ほとんど無意識に行っていくのがVKというクラスだと考えてください。

両スキルのガード状態を解除しつつ攻撃動作にシフトしていくための動作において、状況次第で適切なスキルの選択が必要です。ここはプレイヤーの経験値が必要な部分と言えます。

自動的にガード態勢になるスキル

ジャスティスカウンター発動連携

メイン武器状態で意図せずガード態勢をとってしまう原因のひとつに、特定のスキルから派生して発動するジャスティスカウンターの存在があります。

ジャスティスカウンターの基本操作は防御姿勢中のコマンド発動によるものですが、防御姿勢を介さずスキルスロットから直接発動可能な他、特定のスキル使用後に↑ + 左クリックの操作で発動させる連携コマンドがあります。

そしてジャスティカウンターは防御姿勢をとらずに発動した場合も、スキル使用後は自動的にガード状態へ移行します。

防御姿勢をとりたくない場合は勅裁で即キャンセル可能な他、方向キーから指を離して左クリック+スペースキーを押すとジャンプ斬りが発動しニュートラル状態に戻ります。

誤爆しやすいジャスティスカウンター連携

  • シャープライト(Shift + 左クリック) > ↑ + 左クリック
  • 反撃体勢 二打撃目(↓ + 左クリック) > ↑ + 左クリック

※上記の他、ジャンプ斬りやマルチプルキック飛び蹴りからも派生発動可能です。

誤爆防止のためスキルロックを考えるかもしれませんが、ジャスティスカウンターVKにとって重要な前方ガード+硬直CCスキルであり、敵と密着する状況でとりわけ役立つ存在です。

ジャスティスカウンターを適切に連携発動できる操作方法を習得し、誤爆を避け意図したタイミングで使用できるように練習することを推奨します。

スキル欄に存在しない動作

スキルとして存在しないもののコマンド入力によって発動可能な動作がいくつかあります。

たとえばメイン武器状態で← or →+右クリックによって発動する回避動作は始動時に無敵が付いており、キャラクター衝突も発生しないので利用価値があります。

他にもシールドチェイス使用後に↑+右クリックでシールドスラムの後に突き攻撃が発動したり、Qガードキーを押しながらShift+↑キーで硬直したまま滑るように移動できますが特に何の役にも立ちません。

武器持ち替え

メイン武器覚醒武器

覚醒武器メイン武器

スキルロックとクイックスロット登録

ロック推奨スキル

回避移動

PvPでは無敵効果が適用されないためロック推奨。

マルチプルキック

Fキー操作スキルとの誤爆が頻発するので覚醒するまではロック推奨。覚醒VKの操作に馴れてきたら、ロックを解除してキックモーションキャンセルを試してみましょう。

飛び蹴り

Fキー操作スキルとの誤爆が頻発するのでロック推奨。VKの操作に慣れてきたらノックバックCCが便利な場合もあるのでお好みで。

アドバンスソード

スキルロックすると反撃体勢1打撃目の後にジャスティスカウンターの連携が使用可能になります。

ランニングスラッシュ

メイン武器状態で走っている最中に左クリックで発動するためロック推奨ですが、一部スキルのキャンセルで使い道があります(ジャスティスラッシュランニングスラッシュ→キャンセル勅裁

ただしジャスティスラッシュから左クリック系スキル(反撃体勢閃光斬り等)を使用したい場合はやはり邪魔になる存在。

気高き戦乙女

エリアンの息吹発動CT中の誤爆の他、メイン武器状態のパニッシュメントをEキー発動している場合に誤操作を起こす可能性があるため好みでスキルロックします。

筆者はパニッシュメントスキルスロット発動とEキー発動の両方使うので、誤爆回避のため覚醒バフをロックしスキルスロット登録しています。

聖なる力

コマンド入力で覚醒からメイン武器へ持ち替え発動するため、このスキルを利用しない場合はロック推奨。

クイックスロット登録可能スキル

スキル名 特性
ガーディアンシールド スキルスロットに登録して使用
デスペレーションラッシュ スキルスロットに登録して使用
ライトニングスラスト スキルスロットに登録して使用
極:ライトニングスラスト スキルスロットに登録して使用
光の波動 スキルスロットに登録して使用
真:エリアンの息吹 スキルスロットに登録して使用
真:シールドスロー スキルスロットに登録して使用
真:シャープライト スキルスロットに登録して使用
真:ジャスティスカウンター スキルスロットに登録して使用 ※推奨
真:スカイヒット スキルスロットに登録して使用
真:マルチプルキック スキルスロットに登録して使用
真:極:ジャスティスラッシュ スキルスロットに登録して使用
真:光斬り スキルスロットに登録して使用
真:閃光斬り スキルスロットに登録して使用
真:断罪の剣 スキルスロットに登録して使用
真:飛び蹴り スキルスロットに登録して使用
神々の大地 スキルスロットに登録して使用
神聖なる強撃 スキルスロットに登録して使用
防御姿勢 スキルスロットに登録して使用
気高き戦乙女 スキルスロットに登録して使用 ※推奨
コンボ:光の爆裂 スキルスロットに登録して使用 ※推奨
宣告:ジャッジメントランス スキルスロットに登録して使用
セイクリッドエンスラー スキルスロットに登録して使用(ソード可) ※推奨
エデンの槍 スキルスロットに登録して使用(ランス可)
エデンの息吹 スキルスロットに登録して使用(ランス可)
真:天上の槍 スキルスロットに登録して使用(ランス可)
真:パニッシュメント スキルスロットに登録して使用(ランス可)※必須
真:聖なる力 スキルスロットに登録して使用(ランス可)
聖なる加護 スキルスロットに登録して使用(ランス可)
聖なる剣 スキルスロットに登録して使用(ランス可)
真:光の審判 スキルスロット発動のみ
エリアンの加護 スキルスロット発動のみ(ランス可)※必須
真:ブリリアントライトダッシュ スキルスロット発動のみ(ランス可)

 

コマンド重複と闇の精霊スキル

回避移動(WW)コマンドによる全力疾走

2019年1月のアップデートにおいて、シールドチェイスのスキルがガード状態でなくとも即時使用可能となりました。

しかしこの変更によってShiftコマンド+移動キーの組み合わせはシールドチェイスが発動するため、ソード抜刀状態での全力疾走(Shift+↑)とコマンド重複を起こすようになってしまいました。

抜刀状態の全力疾走とShift+方向キー操作がシールドチェイスと重複する不都合は今後のアップデートで解消されるかもしれませんが、ひとまずの回避策として、Shiftを使わない全力疾走の方法をご紹介します。

行動キー設定の回避移動(WW)をいずれかのキーにバインドすることで、Shift操作と同様に抜刀状態で全力疾走が可能です。

上記映像ではサンプルとしてTabに設定していますが、自分の押しやすいキーや普段使用しないキーへ割り当てて構いません。

また、全力疾走中にジャンプ斬りを行った後、スペースキーと左クリックの追加入力(前進キーは離す)をすることで連続してジャンプ斬りが発生します。

スキルのコマンド重複

使用頻度の高いスキルの中には、操作コマンドの重複によって誤発動を引き起こしやすい組み合わせがあります。

例えば光の波動(S+F)とセイクリッドエンスラー(F)のように操作キーが重複しているため、セイクリッドエンスラーが意図せず発動してしまうような状況です。

スキルの誤爆を防止するためのコマンドロックスキルスロット登録について解説します。

ジャスティスカウンター入力時のアドバンスソードの誤爆防止

このふたつのスキルは入力コマンドが共通していますが、ジャスティスカウンターはガード状態で発動する性質であるため基本的にコマンド重複を起こすことはありません。

ただし、他スキルからの連携でジャスティスカウンターを発動しようとした時に、アドバンスソードが誤爆してしまう場合があります。

たとえばシールドチェイスを使用する場合ならば、動作終了時点ですでにガード状態へ移行しているため↑+左クリックのコマンドはジャスティスカウンターが問題なく発動します。

一方で、Shift+↓追撃で後退しつつ武器を持ち替える動作では、ガード状態へ移行するまでに若干のタイムラグが存在します。

ここでガードをしっかり構える前に↑+左クリックの入力を行うと、ジャスティスカウンターが発動せずにアドバンスソードで無防備に前進してしまうという意図しない動作が起きてしまいます。

また別の例として、ジャスティスカウンターは特定のスキル使用後にコマンド入力によって発動する組み合わせが複数存在します。

この内、反撃体勢の発動後はガードを構えることなくジャスティスカウンターを連携可能なのですが、アドバンスソードの発動が優先されてしまうためデフォルトではコマンドによる連携が不可能です。

 

こうした問題の回避として、アドバンスソードスキルロックしておく手段があります。

アドバンスソードの誤爆を防ぐと同時に、アドバンスソードのコマンド発動が制限されることで反撃体勢の1打撃目からもジャスティスカウンター連携が使用可能になります。

 

もう一つの手段として、ジャスティスカウンタースキルスロットから使用する方法もあります。
スキルスロット発動の場合は後退追撃で誤爆が起こることは一切無く、さらにガードモーションをとらなくても何時でもジャスティスカウンターを発動できるという利点があります。

 

ただし一部のモーションキャンセルを使用できないデメリットがあることも覚えておいてください。
コマンド入力とスロット発動の両方を使い分けることができれば理想ですが、自分の操作環境と相談して検討しましょう。

光の波動セイクリッドエンスラーの誤爆防止

光の波動セイクリッドエンスラーの誤爆防止としては、どちらかをスキルロックしショートカットに登録してコマンド重複を回避します。

好みによるところもありますが、光の波動は2段階発動(チャージ発動)を行うためにS+Fのコマンド追加入力が必要です。

スキルスロット発動ではなく最初からコマンド発動ならS+F押しっぱなしにするだけなので、この操作性の理由からセイクリッドエンスラーをスロット登録するほうが適しているかもしれません。

セイクリッドエンスラーはショートカット発動ならメイン武器状態からも発動可能という利点があることも考慮しましょう。

神聖なる強撃宣告:ジャッジメントランス神々の大地の誤爆防止

上記と同様の理由で、神聖なる強撃は右クリック入力発動スキルである宣告:ジャッジメントランス神々の大地を出そうとした時に誤爆しやすいスキルです。

誤爆回避として神聖なる強撃をロックしスロット登録するか、宣告:ジャッジメントランス神々の大地の2つをスロット登録するかの対処を行います。

こちらも自分の好みで操作を選択して問題ありません。それぞれに長所短所があることだけ覚えておいてください。

 

まず、それぞれのスキルをショートカット発動する場合は、右クリック系スキルの発動以外にも誤爆回避に役立つことがあります。

前回の記事で触れたように、敵の攻撃をガードした際に右クリック操作を行うと盾反撃のモーションが発動してしまうため、ガード状態から右クリックスキルの使用を試みた時に、意図せず盾反撃を行ってしまうという状況です。

 

次に、それぞれのデメリットを見ていきましょう。

ショートカット発動の神聖なる強撃は、右クリック維持のように一打撃目以降が自動的に発動しないので、登録したショートカットを連打する必要があります。

神々の大地をショートカット発動する場合は、パニッシャーから連携して使用する際の発動高速化が作用しません。2019年のアップデートで調整されたこの仕様のため、筆者はショートカット発動からコマンド発動に戻した経緯があります。

ショートカットから宣告:ジャッジメントランスを使用する場合は、コンボ:神聖なる託宣の発動には右クリックの追加入力が必要である点に留意してください。

コマンドロック時の闇の精霊スキルの発動

上記のコマンド重複と関連し、闇の精霊スキルはショートカット発動+闇の精霊スキル追加コマンド(右クリック)では発動しない問題に対処する必要があります。

神々の大地宣告:ジャッジメントランスコマンドロックしている場合に闇の精霊スキルを発動するには、本来のスキルコマンド+闇の精霊スキル追加コマンドを押しながら、ショートカットよりスキルを使用する必要があります。

実際の使用においては難しく考える必要は無く、下記の4キーを同時押しするだけでそれぞれの闇の精霊スキルを発動できます。

闇の精霊:宣告:ジャッジメントランス

Shift+右クリック+左クリック+ショートカット登録キー

闇の精霊:神々の大地

↓+右クリック+左クリック+ショートカット登録キー

怒り吸収ロック

VK固有の怒り吸収は60秒間、全ての防御力増加+30という効果です。基本的には固有吸収をロックし、狩りやPvPで役立つ共通効果を推奨します。

怒り吸収の設定はメイン武器スキルツリー画面を下端までスクロールし、他のスキルをロックするのと同様にコマンドロックを行います。

【黒い砂漠】闇の精霊の怒りについて&上手な使い方

 

著者

dummy
フィジーク(@bdophysique)

家名 フィジーク
メインキャラ ガチ子
所属ギルド Sirius

略歴
プレイ歴約2年
ヴァルキリーのプレイ歴は1年ほど、拠点戦には基本的にVKで出撃しています。

所属ギルドの「Sirius(シリウス)」は2016年2月設立、占領戦への挑戦も活発に行う中規模の拠点戦ギルドです。
2018年9月以降は老舗の拠点戦ギルドEDENと連盟を組み「Ehrgeiz(エアガイツ連盟)」(aka. エアゲイツ・ビルゲイツ)として活動を続けています。
ギルドHP


連載「ヴァルキリー(VK)基礎ガイド」

Part.1 クラスの特徴と育成
Part.2 スキル効果の知識とビルド
> Part.3 スキル操作の知識
Part.4 スキルキャンセルと連携
Part.5 狩りのガイド
Part.6 PvPコンボ構築
Part.7 PvPガイド


 


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